設定した値より大きなパケットが来た場合の仕様【S4148T-ON】

中の人でなくて恐縮ですが、

MTUとMSSの考え方で

フレームサイズ･･･スイッチとして通信に必要なサイズ

MTU･･･通信データのサイズ
MSS･･･TCP通信のサイズ(中身)
フレームサイズはTCPやIPヘッダー(ベンダー独自のヘッダーなど)+MSSになり、
DellのSWは上原さんのこの投稿が理解が深まります。OS10 Powerswitch(S4148T-ON) MTU値について
上記に+して MTU MSSでグーグル検索したトップに出てくるNWではメジャーなブログなどを参考にされるとよりわかりやすいと思います。
今回はdefault mtu 1500なのでDellSW的には、フレームサイズが1500で設定されているはずです。
1500-10(用途不明)-18(Ethernetヘッダー)-20(IPヘッダー)-20(TCPヘッダー)なのでMSSが1442~1432になるはずです。(Dellの用途不明10byteが答えのゆらぎになります。)
ですのでPingで-l 1431 -f は通るが 1432~1442のどこかで通らないとなると思います。
(-lでパケットサイズ -fでDFBitを立てます。)
パケットサイズが大きいとフラグメントを行って通信を行いますが、DFフラグが立ってるとフラグメント出来ずドロップします。また、Path MTU Discovery等が行えない場合もドロップするので注意が必要です。
MTUが適切でなくてPath MTU Discoveryが行われて、スイッチ側でフラグメントしている環境ですと通信が不定期に極端に遅いなどの障害が発生するので注意したほうが良いです。