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March 7th, 2023 22:00

[PowerScale]PowerScaleを今話題!?のRubrikでバックアップをとってみた!

皆さんこんにちは!
ネットワールドのストレージ担当です。

今回はタイトルの通り、PowerScaleのCIFS領域をRubrikでバックアップを取る流れをご紹介したいと思います。中の人が鋭意勉強中の製品となるためあまり深い内容ではありませんが、今後の製品選定のご参考になれば幸いです。

まずは簡単にRubrikという製品についてのご紹介です。

Rubrikは複数ノードからなるバックアップのアプライアンス製品です。

基本的にはvCenterと連携して仮想マシンのイメージバックアップ用途で用いられることが多い製品ですが、NASのバックアップにも長けており、PowerScaleとの相性も抜群です!!

他にもランサムウェアの検知やクラウドへのアーカイブ機能を備えており、時代に合った機能を持った今注目の製品です!!

スライド1.JPG

Edgeという仮想マシンベースの評価版の製品があるので、今回はそちらを利用し動作を確認していきたいと思います。
Edge環境だと1ノードのみであったりなどアプライアンスのものとは多少見え方が異なりますが、ご容赦頂ければと思います。

◆環境図

ブログ用パワーポイント.jpg

 

 

まずはPowerScale側の設定です。

通常のCIFS利用が出来るように共有の作成をしていきます。

スライド3.JPG

スライド4.JPG

その後、Rubrik側の設定です。

NAS Hostの追加とバックアップ取得対象の共有の設定を入れて、そこにバックアップ取得ポリシーにあたるFile setとSLAという設定を入れてあげればバックアップの設定は完了です。

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設定自体は非常に簡単なことがわかるかと思います。

リストアの方法はいくつかありますが、グローバルサーチ機能を利用したシングルファイルリストアの流れを見ていきます。

まずは対象のファイルを削除し、その後Rubrik上でファイル名で検索をかけます。その後対象のファイル名を選択しRestoreを実行することでシングルファイルリストアが可能です。

スライド8.JPG

スライド9.JPG

このようにバックアップを取得済みのファイルは検索して、ピンポイントでのリストアが可能です。

ファイルサーバでの利用がメインであるPowerScaleのユースケースを考えればこれはありがたい機能なのではないでしょうか。

最後にPowerScaleとの相性がいい理由についてご紹介したいと思います。

 まず一点目は、Rubrikが共有単位でのバックアップとなる点。

PowerScaleはご存じの通り、1システムあたり1つのVolumeを複数の共有で管理する形となるため、お互いの管理単位が同じというのは非常にわかりやすいです。

二点目は、RubrikにはNAS Direct Archiveという機能があり、NASのバックアップ時にIndexを作成しメタデータのみの保持として容量を節約する機能を備えている点。

三点目は、PowerScaleのChangelist API機能と連携し、前回のスナップショットとの差分だけをスキャンして高速にバックアップをとることが可能である点などが挙げられます!

上記の通り、設定も簡単で、相性抜群の2製品!!

合わせて導入をご検討してみてはいかがでしょうか!

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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