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①待望のVxRail 8.0 リリース!
*こちらの記事は2023年1月に開催された[Ask The Expert]VxRail v8.0リリースのすべて!からの内容になります。
待望のVxRail 8.0 リリース!
2022年Q4に2年ぶりのメジャーバージョンとしてリリースされたvSphere 8/vSAN 8ですが、
2023年1月6日に、vSphere 8/vSAN 8 に対応する VxRail 8.0.000がリリースされました。
VxRail 8.0 の初期リリースとなる VxRail 8.0.000 はアップグレードバンドルとしての提供となっており、
現時点では工場出荷時のご提供はありませんが、別途提供されている初期化ツール(RASR or NIM)を利用することで、VxRail 8.0.000 での初期構築も可能となっております。
ただし、vSphere 8の対応CPU制限により、対応ハードウェアは14世代PowerEdgeモデル以降となっておりますので、13世代PowerEdgeモデル(E460,P470等)をお使いの環境では利用できませんことをご留意ください。
さて、Ask the Expert の初日となる本日は、VxRail 8.0 の見どころをハイライトでお伝えいたします。
vSAN 8 ESA 対応
vSAN 8 では、次世代アーキテクチャである vSAN ESA (Express Storage Architecture) が利用可能となっています。
もちろんVxRail 8.0は初期リリースにて、vSAN ESA に対応しております。
vSAN ESAは、現代のおける最新のパフォーマンス要求やストレージ機能セットに対応するために、従来のvSANアーキテクチャ(OSA:Original Storage Architecture)で採用されていた SSD/HDDを利用するデザインから、 All NVMe ベースのデザインに進化しました。VxRail においては E660NとP670NにてvSAN ESAを利用できます。
vSAN 8 OSA 対応
vSAN ESAはAll NVMeベースのデザインとなっていますので、既存のvSANクラスタでNVMeを利用していない、またはvSAN ESAでのHW要件を満たせない環境については引き続きvSAN OSAにて vSAN を利用することができます。
目立たないながらもvSAN OSAにおいても機能拡張が実装されており、運用管理性、可用性、パフォーマンスに関わる機能強化がされています。
DPU対応(vSphere Distributed Service Engine)
VxRailはDPUを利用したソリューションである、vSphere Distributed Service Engine (DSE)に対応します。
本日時点で見積もりは可能となっており、P660F/P670N/V670Fで利用可能です。
その他のVxRailの機能拡張
以下はVxRail 8.0に限ったことではありませんが、機能拡張が実装されております。
- 2ノードクラスタで内部vCenterをサポート
- Dynamic NodeのプライマリストレージとしてvVOL over FC-NVMeをサポート
- VMware Subscriptionライセンスに対応
- CloudIQの運用管理機能強化