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2023年2月21日 23:00

② vSAN 8.0 / vSphere 8.0 について

*こちらの記事は2023年1月に開催された[Ask The Expert]VxRail v8.0リリースのすべて!からの内容になります。


"VxRail v8.0リリースのすべて!" 2日目は私 kwmt (川満) から VxRail の核とも言える vSAN 8.0 / vSphere 8.0 についてご紹介したいと思います。

改めての自己紹介となりますが VMware Japan クラウドプラットフォーム技術統括部にて vSAN / VMware Cloud Foundation などの SDDC を構成するコア製品を担当する SE をしております。
運営の方に紹介いただいた様に半農半 IT の生活をしておりますが、本業はこっちです。真冬は椎茸の原木の切出や林の枝打ちくらいしか外仕事は無いので最近は IT の割合が多い日々です。

さて、昨年10月にリリースされた vSphere 8.0 / vSAN 8.0 ですが、「もう 8.0 ?! この前 7.0 出たばかりじゃないか!!」と言われる事が非常に多いので、まずはここ数年の vSphere / vSAN のライフサイクルについてご紹介します。
 
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vSphere / vSAN はリリース時から5年間がパッチリリースを含むさサポートを提供するジェネラルサポート期間、その後2年間がパッチリリースは終了しますがサポートはご提供するテクニカルガイダンス期間となり、比較的長いサポートを提供しております。
※ サポート期間は社会情勢に応じて延長される事も多々あります。最新情報は VMware LifeCycle Matrix (https://lifecycle.vmware.com/) から確認可能です。

vSphere / vSAN をベースとする VxRail もソフトウェア部分は vSphere / vSAN のサポート期間に準拠する形でサポート期間が設定されています。
こちらも詳細は Dell 社のサポートサイトの End of Support 情報をご確認願います。


VxRail も 7.0 からは vSphere の対応バージョンと合わせたナンバリングになり、
ライフサイクルの観点からもわかりやすくなったかな?と感じております。

vSphere 6.7 以降の vSphere は概ね 2年毎にメジャーバージョンメジャーバージョンリリース後は半年毎に Update1 / Update2 / Update3 という流れで機能追加を含む Update バージョンがリリースされます。
Update3 の後はそのメジャーバージョンはジェネラルサポート終了まで不具合修正パッチを提供します。
そして 次期メジャーバージョンは Update3 の半年後〜1年後にリリースされ、以降同様にバージョンサイクルが継続する流れをとります。

ライフサイクル運用に関して、これは強く推奨したい事項となりますが、
サポート切れ直前までパッチを適用しない、所謂 "塩漬け運用" は推奨されません。
既に対策の出ているの既知の不具合や既知の脆弱性によるシステム障害を避けるためにも定期的なアップデートを推奨します。
※ 図にあるように、vSphere 6.5/6.7 のジェネラルサポート期間は昨年秋に終了しており、VxRail / vSphere 6.5/6.7 のパッチ提供も昨年で終了となりました。早めの vSphere 7.0 ベースの VxRail 7.0 に更新いただくことが推奨されます。
 
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現実の世界と同じく、階段はなるべく1段ずつ、飛ばす場合でも1段2段飛ばしくらいにしておけば足を引っ掛けて転ぶリスクが少なくなります。
ここでの「 足を引っ掛けて転ぶリスク」はプロダクトとしてのバージョン間の依存関係や、VxRail / vSphere の上で稼働するソフトウェア各種との互換性の範囲であったり、様々な運用課題ととらえてください。

VxRail は素の vSphere / vSAN を vSphere LifeCycle Manager (vLCM) を利用してライフサイクル運用を行う基盤と比較すると、 VxRail Manager のライフサイクル運用機能は非常にきめ細かくパッチ適用時の動作を制御してくれる他、 Dell と VMware で動作確認済・認定済みのドライバ・ファームウェアを含むパッケージ一括でのアップデート適用を実施するので皆様の運用負担を下げる事が可能です。
 
そして、Dell ProSupport Plus サポートを契約頂いている場合には Dell サポートエンジニアの方がリモート接続経由で VxRail のバージョンアップ作業を実施してくれるサービスもありますので、オンプレミスデータセンター環境のライフサイクル運用負担に課題をお持ちのお客様には VxRail は非常に強力なツールになると思います。


ライフサイクルの話に続いて、vSphere 8.0 / vSAN 8.0 のリリース後にいくつかのイベントなどで技術情報を発信してきましたので、それらの録画リンクなどをご紹介します。

まずは 2022年11月に開催された VMware Explore 2022 Japan で私がセッション担当した2つが先日 VMware EVOLVE Online サイトにて公開されました。
※ もともと 12/23 まで資料ダウンロードを含めた Explore オンデマンドで公開されていたものです
 
[VMware Explore 2022 Japan セッション:MC21148]


[VMware Explore 2022 Japan セッション:MC22132]


同僚の小佐野が担当した以下のセッションもおすすめです
[VMware Explore 2022 Japan セッション:MC21146]

















その他、Explore 2022 Japan の各種セッションが以下よりアクセスできますので
是非興味をお持ちのソリューションのセッションを視聴いただければと思います。


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また、イベント後の12月に、Explore の内容を拡充した形で VMware vSAN 8 Deep Dive!!!(2022/12/14開催) も実施しており、
今日時点では資料 DL はパートナー様向けのパートナー資料館 (要パートナーコネクトアカウント) にて資料を公開しております。

来週以降で VMware IT 価値創造塾サイトにも掲載予定ですので、更新がありましたらお知らせしたいと思います。



※ vSphere 7.0 までの vSAN の技術情報をまとめたセッションも昨年夏に実施ししまして、以下にて資料と録画セッションを公開しておりますのでお時間ある際に参照していただけると幸いです。
VxRail 7.0 もジェネラルサポート期間はまだ2年以上ありますので、VxRail 7.0 を導入する際の vSAN 設計の参考ぜひご利用ください。

[2022/8/3 ウェビナー収録]
 
 
次回以降、vSAN 8.0 ESA / OSA の特徴となるアップデートをお伝えしたいと思います。






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