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2024年1月30日 02:59

PowerFlexの内部設計についての疑問

いつもお世話になっております。


YoutebeでPowerFlexの技術サマリーが
公開されておりましたので、拝見させて
いただきました。

その中で性能が出るよという部分でご質問が
ありまして・・・

・複数のSDCノードと複数のSDSノードは
メッシュ状でつながっていてホットスポットが
ない、とご紹介されておりましたが、HCI構成で
あればコントロールVMが必要とのことでした。

コントロールVMがある場合他社様製品のI/Oの動きを
見ても基本的にはすべてのI/OはコントロールVMを
通して処理されていくイメージなのですが、
PowerFlexもHCI構成では同じようなイメージ
でしょうか。もしそうならHCI構成であれば実際
にはメッシュ構成にはならずSDC、SDSを別々に
する構成よりも(あと従来のvSANよりも)

性能は落ちる可能性がある、という理解で

よいでしょうか?


・SDCノードとSDSノードを分ける構成で言えば
ストレージ管理VMが無いという事で
従来のvSANと内部的な仕組みは同じような
イメージでよかったでしょうか?
ただVXRAIL(vSAN)の紹介ではメッシュ構成とか
性能がどんどんスケールアウトということは
見た覚えがありませんので、PowerFlexのほうが
vSANより性能が出やすい設計なのでしょうか・・・
もし両者で簡単な違いなどがあればご教示
いただけると助かります。


・PowerFlexでストレージプールを作ると
プールは細かいチャンクが構成されてデータは
複数のストレージノードに分散されると
紹介されていました。
細切れになったデータがどこにあるのか、という
ことを管理するメタデータ的なものはどこに
格納されるのでしょうか?
またメタデータも冗長化されているものでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

1 Rookie

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199 メッセージ

2024年1月30日 04:27

tanboi_3さん

>・複数のSDCノードと複数のSDSノードは
>メッシュ状でつながっていてホットスポットが
>ない、とご紹介されておりましたが、HCI構成で
>あればコントロールVMが必要とのことでした。

>

>コントロールVMがある場合他社様製品のI/Oの動きを
>見ても基本的にはすべてのI/OはコントロールVMを
>通して処理されていくイメージなのですが、
>PowerFlexもHCI構成では同じようなイメージ
>でしょうか。もしそうならHCI構成であれば実際
>にはメッシュ構成にはならずSDC、SDSを別々に
>する構成よりも(あと従来のvSANよりも)

>性能は落ちる可能性がある、という理解で

>よいでしょうか?

2-layer構成であってもHCI構成であってもSDCがアクセス対象ボリュームを構成するプールの全ストレージ(SDS)ノードに均等にアクセスする仕組みは同じですので、HCIでもメッシュ構成になります。

ただ、ご認識の通り、HCI(ESX)構成の場合はストレージVM(SVM)を経由したアクセスになりますので、2-layer構成より若干性能は下がります。


>・SDCノードとSDSノードを分ける構成で言えば
>ストレージ管理VMが無いという事で
>従来のvSANと内部的な仕組みは同じような
>イメージでよかったでしょうか?
>ただVXRAIL(vSAN)の紹介ではメッシュ構成とか
>性能がどんどんスケールアウトということは
>見た覚えがありませんので、PowerFlexのほうが
>vSANより性能が出やすい設計なのでしょうか・・・
>もし両者で簡単な違いなどがあればご教示
>いただけると助かります。

PowerFlexの場合、どんな小さなボリュームであっても、多数ストレージノード構成だったとしても、ボリュームは全てのストレージノードと全てのデバイスにまたがる形で配置されます。

つまり、仮想マシンのデータ(VMDKイメージ)は細かいチャンクごとに全ストレージノード、全デバイスに均等に配置されることになり、SDCからは同時並行的に全SDSへI/Oアクセスするため、PowerFlexはvSAN(OSA)よりもVM/VMDK性能が出しやすいアーキテクチャーになります。

>・PowerFlexでストレージプールを作ると
>プールは細かいチャンクが構成されてデータは
>複数のストレージノードに分散されると
>紹介されていました。
>細切れになったデータがどこにあるのか、という
>ことを管理するメタデータ的なものはどこに
>格納されるのでしょうか?
>またメタデータも冗長化されているものでしょうか?

ボリュームがSDCにマップされた際、ボリュームの論理アドレス情報(メタデータ)がSDCに渡されます。つまり、SDCはどのデータチャンクがどのSDSノードに配置されているかを理解しているので、オーナーであるSDSノードにピンポイントで無駄ないIOアクセスを行うことができます。

このメタデータはMDM(Meta Data Manager)なるものが管理していて、MDMは最小3ノード(Primary, Secondary, Tie Breaker)で冗長構成を取っております。

5 Practitioner

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888 メッセージ

2024年1月31日 05:38

@M-Itchy​ さん

早速のご解説ありがとうございます!

全てイメージすることができました。

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