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PowerMaxとRHEL8環境でのDM-MP設定について
PowerPathが販売終了となるとのことで、RHEL環境のDM-MP利用を考えております。
E-LabにあるHost Connectivity Guides for LinuxにはPowerMaxでのDM-MP利用について以下のような記載があります。
118ページ PowerMAX and VMAX multipathing behavior
・マルチパスは、ポリシー[multibus]を使用してアクティブなアクセス可能LUNを処理します。
これは、I/O操作を利用可能なチャネルに分散するラウンドロビン・ポリシーです。
MPIO configuration for PowerMAX or VMAX series FCP and iSCSI
・Red Hat Enterprise Linux ネイティブ MPIO には、PowerMax または VMAX シリーズ アレイのデフォルト設定パラメータがすでに含まれており、
ほとんどの環境で最適なパフォーマンスを提供します。
デフォルトの動作を変更しない限り、これらのアレイに対してデバイス スタンザを作成する必要はありません。
PowerMax2000からRHEL8にSTDを認識させてmultipath -llを実行してみたところ、DM-MPのデフォルト設定では以下となっております。
mpathn (360000970000297900316533030303643) dm-4 EMC,SYMMETRIX
size=30G features='1 queue_if_no_path' hwhandler='0' wp=rw
`-+- policy='service-time 0' prio=1 status=active
|- 5:0:0:1 sdc 8:32 active ready running
`- 6:0:0:1 sdm 8:192 active ready running
アクティブ/アクティブで利用する際は、デフォルトのpolicy='service-time 0'で問題ないでしょうか?
Host Connectivity Guidesのmultipath -ll実行例では、policy='round-robin 0'となっているので、
ベストプラクティス情報などあれば知りたいです。
Uehara Y.
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2024年3月18日 02:11
特に問題はないでしょう。
(該当の出力結果は、'service-time 0'の設定が出来なかった時代の出力結果がそのまま残っているものと考えられます)
理由は、P.104~105にかけて記載がある「Change the path selector algorithm」の説明を見ると、'service-time 0'は'round-robin 0'よりも(おそらく)後発で、round-robinのように単に順番に複数パスを利用していくのではなく、最も効率的にデータを送ることが出来ると考えられるパスを選択していくと仕組みなので、'service-time 0'を選択した方がパフォーマンスがよくなる環境の方が多いと考えられるためです。
(Host Connectivity Guideで「service-time」を検索すると、いくつもこの値が設定されているものを見つけることが出来る点も'service-time 0'の設定で問題がないことを後押ししてくれると思います)
tak_hs
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2024年3月21日 04:58
@Uehara Y.
ありがとうございます。
ガイドにも記載がある通り、DM-MP環境はデフォルトで問題ないということで理解しました。