PowerScaleのレプリケーション機能について

中の人でなくて恐縮ですが、似たようなことを考えています。
クラスター1で稼働するSmartConnectZoneNameのSMB共有
クラスター2で稼働するSmartConnectZoneNameのSMB共有
(クラスター1とクラスター2は双方向にレプリケーションを行っている前提)
クラスター1がサービス提供できないほど破損した場合、

1.クラスター1のSmartConnectZoneNameのDNS委任ゾーン設定を削除(DNSサーバ)
3.クラスター2のコンピュータアカウントにクラスター1のSmartConnectZoneNameのSPNを追加(ADサーバ)
3.クラスター1のSmartConnectZoneNameをCNAMEでクラスター2のSmartConnectZoneNameに変更
4.クラスター2でレプリケーション先のフォルダをSMB共有する。

上記でIPアクセス以外の名前でのアクセスが復旧すると思います。

(クライアントのDNSキャッシュなどの影響は別途考慮が必要)

CNameのみの移行をしないのはWindowsのADでのKerberos認証を意識しているせいです。

IPの付け替えが必須なら同じセグメントならクラスター1のIPでクラスター2でPoolを用意すれば良い気がします。

(IPはNTLMの観点で見捨てる前提なので考慮したことないので自信ないです。詳しい人のコメント待ちたいですね。)

@bf000​ 
追加です。
Supernaを利用すると自動化等で出来るようですが、上記はSyncIQでの手動DRになります。
Supernaについても詳しい人のコメント待ちましょう。

tanboi_3さん

・DR側にフェールオーバするときに、普通であればIPアドレスやホスト名は
そのまま引き継いでDR側に切り替わると思いますが、事前に設定したIPやホスト名に
変更したうえでDR側に切り替えることもできますでしょうか？(UnityでいうOverride設定です)

もし可能な場合その変更可能なIPはSmart Connect IPでしょうか？

→SyncIQはデータ転送をするだけなのでUnity のようにNASサーバのIP Override機能はありません。
クライアントアクセスという観点であればPowerScale自体での切り替わりはないのでbf000さんのように
ターゲット側でのマニュアルでの設定が必要です。

参考：Dell PowerScale SyncIQ: Architecture,Configuration, and Considerations

Page 44 Also consider that clients must be redirected to the target cluster manually, through either a DNS update or by manual advisement. If entire cluster replication is configured, a single DNS name change will minimize impacts

・DR側に切り替わるとき、もしIPやホスト名などが変更された場合、DNSサーバに登録されているPowerScaleのIPアドレスやホスト名が自動的にDR側のIPアドレスやホスト名に書き換かわるのでしょうか？

→ご理解の通りです

切り替わりがあってもPowerScaleが自動でクライアントアクセスのためにDR側のIPアドレスやホスト名に書き換えることはしません。クライアント側での設定をする必要があります。（3月12日Ayas 訂正）

参考：Dell PowerScale SyncIQ: Architecture, Configuration, and Considerations

Page 77 
Clients must now be redirected to the target cluster to continue accessing the file system. Make any necessary network, DNS, and environmental updates. Depending on the DNS configuration, a single DNS update only changing the forwarding is sufficient.

・PowerScaleをフェールオーバ、フェールバックする場合、本番側からでも、DR側からでもそれらの処理を実行できますでしょうか？

→FaiolverはDR側からになります。

参考：
PowerScale OneFS 9.7.0.0 Backup and Recovery Guide 9.7.0.0

Page 17 You initiate the failover process on the secondary cluster.

Supernaを利用すると自動化等で出来るようですが、上記はSyncIQでの手動DRになります。
Supernaについても詳しい人のコメント待ちましょう。

→詳しい人にも相談しましたがSuperna DRで共有やスナップショットの設定などの複製可能ですが
IPの自動付け替えとなるとSupernaでも出来ないのでSupernaでスクリプト併用、とのことでした。

@ayas​ 

>>・DR側に切り替わるとき、もしIPやホスト名などが変更された場合、DNSサーバに登録さ>>れているPowerScaleのIPアドレスやホスト名が自動的にDR側のIPアドレスやホスト名に書き換かわるのでしょうか？

>>→ご理解の通りです

この部分詳しく教えてほしいです。
SyncIQでファイルの同期とW/Rの切替のみを実施している認識です。tanboiさんの質問が
①DR(コピー先のW開放)後にコピー先のSmartConnectZoneNameを手動変更した場合

②DR後にPowerscaleとして自動でSmartConnectZoneNameを変更

のどちらなのかがはっきりしていないですが、

②は機能としてない認識です。

①も手動で変更した場合、SPNをfixするコマンドで修正可能だが、自動では実行されない。

DNSで設定している委任設定もDNSサーバ側の設定変更になり、手動では切り替えられいと考えています。

SmartConnectZoneNameをDR先へ引き継ぐ場合は既存の委任ゾーンのNSレコードを変更する必要があると思います。

Clients must now be redirected to the target cluster to continue accessing the file system. Make any necessary network, DNS, and environmental updates. Depending on the DNS configuration, a single DNS update only changing the forwarding is sufficient.

私の理解ではクラスターへのアクセスは変更する必要がある。(エンドユーザがやってね。)
必要なNWやDNS、その他の環境を用意しなさい。(エンドユーザがやってね。)

DNS構成次第では向き先変えるレコードを変更するだけでいいケースもあるよ。(環境次第だよ。)

と読み取ってます。自動で変更するような内容ではないんじゃないかなと思いますが、如何でしょうか。

bf000さん

ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りでPowerScaleはFailover時にクライアントアクセスに関しては自動では変更しません。
正反対の回答をしてしまってごめんなさい。（訂正させていただきました）

自分で引用した文章と真逆の回答してますよね。。
また詳細な説明もありがとうございました。