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PowerStoreからDataDomainへのDirectBackupのネットワーク構成について
PowerStoreTシリーズでは、PowerStoreOS3.5からDataDomainへのDirectBackupが可能となった認識でおります。
→PowerStoreとPowerProtect Data Domain for Data Backupを統合する方法 | Dell 日本
PowerStore500TからPPDD6400へのDirectBackupを構成する場合、以下2点のネットワークが必要で
・管理接続
・データ転送接続
PowerStore側のデータ転送接続は、「tagged for Replication」と紐づけされたポートが必要な認識です。
以下のネットワーク構成を想定している場合、DirectBackupが実装可能であるか確認させていただけないでしょうか。
<PowerStore>
ブロック+ファイルのユニファイド構成
ファイル領域のみ別のPowerStoreにレプリケーション
・1GbEポート ※管理アクセス用
・FiberChannelポート ※ブロック通信用
・10GbEポート(LACP/VLAN) ※ファイル通信用
<DataDomain>
PowerStoreのブロック領域のみDirectBackup(DDBoost)
・iDRACポート ※HW管理
・10GbEポート(LACP/VLAN) ※1つの仮想ポートで管理アクセス+データアクセスを併用
①DirectBackupに必要となる管理接続とデータ転送接続について、DataDomain側はIPアドレスをそれぞれ別のものを用意する必要はあるでしょうか?
※IPアドレス1つで管理アクセスもデータアクセスも行う、上記構成のままで実装可能でしょうか?
②PowerStoreのブロック領域をバックアップ対象としたいのですが、NASサーバのIPアドレスとして構成しているファイル通信用IPアドレスをデータ転送接続として使用することは不可能でしょうか?
※ブロック領域がFC接続の場合、別途データ用ポートを構成しないといけないでしょうか?
③上記の②でNASサーバのIPアドレスをブロック領域用のDirectBackupに使用できる場合、
NASサーバのIPアドレスとして構成しているファイル通信用IPアドレスをtagged for Replicationとして紐づけ可能でしょうか?
※レプリケーション用のIPアドレスを用意する必要がありますでしょうか?
④PowerStoreのファイル領域はPowerStore間でのレプリケーションを予定しております。
DirectBackupではなくPowerStore間のレプリケーションの場合、
NASサーバのIPアドレスとして構成しているファイル通信用IPアドレスをtagged for Replicationとして紐づけ可能でしょうか?
※レプリケーション用のIPアドレスを用意する必要がありますでしょうか?
製品仕様部分に関する部分とはなってしまいますが、ご教授いただけますと幸いです。
Uehara Y.
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2024年1月31日 04:19
上記構成のままで問題ないはずです。
参照先として記載して頂いた手順を確認すると、PPDD側のデータアクセス用ポートはDDboostを利用してデータ受信が可能な既存のIPアドレスを指定していますし、管理アクセスポートについてもきちんとポート番号指定してアクセスが行われることが想定されるので。
これは既存の構成のままでは出来ません。。
Dell PowerStore: Replication Technologiesに以下記載があるように、「tagged for Replication」として指定できるものはiSCSI(=IPネットワークを利用したブロックアクセス)として利用しているポートのみです。また、その際にも共存は推奨されておらず、可能であれば専用の「tagged for Replication」を準備するようにという記載もあります。
[P.13]
Only storage networks that are configured with an iSCSI purpose can be tagged for replication.
[P.11]
it is recommended to plan replication using dedicated interfaces.
実際にラボマシンで確認してみましたが、Purposeとして「iSCSI」が選択されていない(=「NVMe/TCP」しか選択されていない)Storage Networkには「tagged for Replication」の項目はグレーアウトしてしまい付与することが出来ませんでした。
また、逆に「tagged for Replication」を付与したStorage Networkからは「iSCSI」がグレーアウトして、「tagged for Replication」が設定されたStorage NetworkではiSCSIをDisableにすることは出来ないというメッセージが出てきました。
とはいえこれを見て気が付くと思うのですが、裏技的なものとして、既存で「NVMe/TCP」しか選択されていないStorage Networkに新たに「iSCSI」も選択(ティック)して構成変更すると、当該Storage Networkに対して「tagged for Replication」を付与することが出来るようになります。
結果としてyoshi_takaさんのご要望にあう形になるかもしれませんが、前述の通り「it is recommended to plan replication using dedicated interfaces.」なので、このような構成を取ることはパフォーマンスの観点からお勧めできません。
②の回答の最後にある通りStorage NetworkのPurposeに「iSCSI」も追加すれば可能ですが、お勧めしません。レプリケーション用のIPアドレスとインタフェースを準備することをお勧めします。
この回答も③と同じです。
なお、ファイル領域のレプリケーションでは「file mobility network」というIPアドレスを新たに3つ必要とするものも準備する必要がある点についてご注意ください。
[参考]
PowerStoreファイルレプリケーション時に必要な要件について
yoshi_taka
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2024年2月1日 03:41
@Uehara Y さん、ありがとうございます。
DDとしてはデータ兼管理IPを1つ持っていればOKと理解しました。
PowerStore側は、レプリケーションを行うためにレプリケーション用のインターフェースとIPを個別に持つ必要があると理解しました。
レプリケーションIPはブロック用とファイル用で分割する必要ない認識でよろしかったでしょうか?(転送先となるDataDomain/PowerStoreと通信が取れる前提)
仮に10GbEポート x4を使用する予定の場合は、以下の構成でDDへのDirectBackup(ブロック領域)とファイル領域のPowerStoreレプリケーションが可能な認識でよろしかったでしょうか?
・2ポートずつでLAGを2つ組んで2つの仮想インターフェースを構成(bond0, bond1)
・bond0はファイル通信用のIPを付与(構成するNAS数分のIPを付与想定)
・bond1はレプリケーション用のIPを付与(iSCSI/tagged for Replication設定)
・管理ポートに通常必要な管理IPを4つ付与(クラスタ、アプライアンス、ノードA、ノードBでそれぞれ1つずつ)
・file mobility network用で追加3つのIPを付与(こちらは管理ポートに付与される認識)
Uehara Y.
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2024年2月1日 04:28
はい、「tagged for Replication」の設定にブロックレプリケーションとファイルレプリケーションの区別はないのでその認識で大丈夫です。
はい。その認識で問題ありません。
yoshi_taka
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2024年2月6日 03:35
@Uehara Y さん
ありがとうございます。大変助かりました。