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UnityXTシリーズのホットスペアについて
掲題について質問です。
ハイブリットタイプのUnityXTにて
・800GB SAS FLASH3 ×8 RAID6(4+2)
・1.8TB 10K SAS ×24 RAID6(14+2)
でダイナミックプールを作成した時、
Midrange Sizer或いはUnisphrere上では、各種ドライブにて1/32のホットスペア(或いは2/32)が選択できると思います。
ダイナミックプールでのホットスペアの考え方は、各ドライブから少しづつスペア領域を用意しているという記事を外部資料などで確認しました。
NETWORLD Unity XTシリーズ ダイナミックプール項参照
https://www.networld.co.jp/product/dell_technologies/pro_info/unity/
Unisphrereなどの管理画面上ではドライブ種別ごとにホットスペアが選択できますが、上記の例だと800GB SAS FLASH3に関しては8本の中からホットスペアを1本分、1.8TB 10K SASに関しては24本の中からホットスペアを1本作成しているのでしょうか?
その場合、1/32という要件は満たせていないのではないかと疑問に思ったので質問させていただきました。
それともドライブ種別にホットスペア数は選択できるが、それぞれの種類のドライブを合わせた総数から32本ごとに1本ホットスペアを用意するのでしょうか?
この場合、作成されたホットスペアは800GB SAS FLASH3と1.8TB 10K SASどちらかではなく、それぞれを合わせたもので構成されている認識です。
お手数をおかけしますが、ご回答のほどお待ちしております。
Uehara Y.
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2023年12月15日 08:37
はい。これは純粋なホットスペアドライブであり、ダイナミックプール内に準備されたホットスペア「領域」とは異なります。
純粋なホットスペアドライブがある場合には、ダイナミックプール内のドライブが故障した場合にホットスペアドライブがKick inされ、通常時と同様にホットスペア「領域」を確保することが可能となり冗長性がかなり高い状態を維持出来ます。
純粋なホットスペアドライブがない場合には、ダイナミックプール内のホットスペア「領域」に故障したドライブのデータが避難させられますが、その状態では冗長性が通常時よりは低下してしまっています(次にドライブが故障した際にデータ退避先のホットスペア「領域」が存在しない可能性があるため)。
800GB SAS FLASH3に関しては8本の中からホットスペア「領域」を1本分、1.8TB 10K SASに関しては24本の中からホットスペア「領域」を1本分作成しています。
この動作はダイナミックプール内のドライブ種別毎に、32本のグループが出来るまでは当該種別のドライブ1本分のホットスペア「領域」を確保しているという意味です。
ドライブ種別ごとに純粋なホットスペアドライブ数は選択できます。しかしながら、ホットスペア「領域」の選択は1/32、もしくは2/32の2パターンからしか選択できません。
Midrange Sizerを利用してハイブリッドモデルのダイナミックプール構成を作成してみた例が以下です。
この結果から
・Extreme Performance (800GB SAS FLASH 3)のドライブ群とPerformance (1.8TB 10K SAS)のドライブ群は独立して動作している(片方のドライブ数を変更してももう片方に影響は全くない)
・ダイナミックプールで1/32のSpare Policyを選択した例では、32本目まではUsable Capacityはドライブ追加毎に増えるが、33本目を追加した時にはそれまで確保してきたドライブ1本分のホットスペア領域に加え更にドライブ1本分の領域を準備することになるので、Usable Capacityは全く増えない
ということが分かります。
これらの情報が理解の手助けになると幸いです。
S.Ban
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2023年12月15日 09:01
@Uehara Y さん
ご説明のほどありがとうございます。
先ずホットスペアドライブとホットスペア領域が別のものであることを理解しました。
ドライブの故障時にはホットスペア領域がドライブの避難先として使用されるが、ホットスペアドライブがないとホットスペア領域を使用した際にホットスペア自体の冗長性が確保されないということで理解しました。
上で頂いているスクリーンショット1番目のものと2番目のものは見立て上の有効容量は同じですが、33本目にホットスペアドライブがあることでホットスペアの冗長性が確保されている状態ということですね。