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VNXeからPowerscaleへのロボコピーについて
お世話になっております。
VNXeからPowerscaleへのロボコピーを以下のオプションで行っています。
Options : *.* /FFT /V /FP /BYTES /TEE /S /E /COPYALL /PURGE /MIR /B /NP /IT /R:0 /W:0
日次で8hしか動かせず、2回目以降にコピーしたファイルが更新済み(Modified)になってしまいます。
Powerscale側も
isi smb settings global modify --ignore-eas=yes
SMB ShareのRun as root
を有効化していますが、改善しません。
差分コピーに必要な設定等あればご教示お願い致します。
よろしくお願い致します。
Uehara Y.
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2024年3月27日 00:35
bf000さん
最初見た時は以前よくあった/FFTをつけていない問題かと思いましたが、きっちり(しかも最初に)ついてますね・・・
ということでRobocopyについて調べてみました。
結論としては、/Sをと/MIRを抜いて、その変わりに/DCOPY:DATを追加して上手くいったりしないでしょうか。
また、ソース(VNXe)とターゲット(PowerScale)のデータタイムスタンプがずれても良いということであれば、/XOオプションを指定するのも有効だと思います。
[確認したこと]
Microsoftが公開しているページ(日本語訳がちょっとおかしい)から今回のオプションを確認してみました。
オプション
/s コピーのサブディレクトリです。 このオプションでは、空のディレクトリを自動的に除外します。
/e コピーのサブディレクトリです。 このオプションでは、空のディレクトリ自動的に含めます。
/copyall すべてのファイル情報のコピー (に相当 /copy:DATSOU)。
/purge リンク先のファイルとソースに存在しなくなったディレクトリを削除します。このオプションを/eオプションと宛先ディレクトリと共に使用すると、宛先ディレクトリのセキュリティ設定が上書きされないようにすることができます。
/mir ディレクトリ ツリーをミラー化 (に相当 /e plus パージ/)。このオプションを/eオプションと宛先ディレクトリと共に使用すると、宛先ディレクトリのセキュリティ設定が上書きされます。
/b バックアップ モードでファイルをコピーします。 バックアップ モードでは、robocopy によってファイルとフォルダーのアクセス許可設定 (ACL)がオーバーライドされ、それ以外の場合はアクセスがブロックされる可能性があります。
ファイルの選択オプション
/it ファイル「調整」にはが含まれます。 調整されたファイルは、名前、サイズ、時刻は同じですが、属性が異なります。
/fft FAT ファイル時間 (2 秒の精度) を想定します。
再試行オプション
/r:<n> 失敗したコピーの再試行回数を指定します。 n の既定値は 1,000,000 (100 万回の再試行) です。
/w:<n> 再試行間の待ち時間 (秒) を指定します。 n の既定値は 30 (30 秒の待ち時間) です。
ログ オプション
/v 詳細出力を生成し、すべてのスキップしたファイルを示します。
/fp 出力にはファイルの完全パス名が含まれます。
/bytes バイトとして、サイズを印刷します。
/tee 状態の出力をコンソール ウィンドウ、およびログ ファイルに書き込みます。
/np コピー操作の進行状況 (これまでにコピーされたファイルまたはディレクトリの数) が表示されないことを示します。
わかったことは
・/Sと/Eは異なる処理内容なので、どちらも指定するのはよくないだろうということ
・/MIR≒/E+/PERGEなので、この両方を指定するのはあまり意味がなさそうであること
また、今回の問題からして「ファイルの選択オプション」あたりがポイントになると考えたのですが、その中に以下の有効そうなオプションがありました。
/xo 宛先より古いソース ディレクトリ ファイルが、コピーから除外されます。
それに加えて、今回の事象に合致しそうな以下記事を見つけました(これが/DCOPY:DATオプションの出元です)。
Robocopyコマンド: /DCOPY:DATのすすめ
[FYI]以前公開されていたSMB FILE MIGRATION TO EMC ISILONにおけるRobocopyに関する記載(これが/Sよりも/Eの方がよいだろうという根拠です)